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遠州浜松「里の家」里山の暮らし

浜松市北区都田町の里山に魅せられて、森と田んぼと畑のある里山、築120年の古民家で暮らし、みやこだ自然学校をしています。
月別アーカイブ  [ 2012年02月 ] 

受け入れるやさしさ

最近、「福祉×環境」という切り口で企画を考えているうちに、さらに自分の根本的な理由がわかったような気がした。子どもの頃、母親を守れなかったことが動機になっているらしい。もちろん、小学生だった僕に何かできたのかというと、無理なこと。それでも、40年以上も経た今もなお、後悔として残っている。
何かを守るのって、勇気が求められる。自然を守ることと愛すること、人を守ることは僕の中では同じ感覚。誰かが何かに抑圧された状況、人権を真っ向から否定された状況を見ると、許しがたい感情がこみ上げてくる。
これまで、どうしてそういうことが起こるのか、考えたり調べたりしてきた。それでも、やはり人間を理解することは難しくて、どうしてもブラックボックスが残ってしまう。ということは他者から見て、自分の中にもブラックボックスがあるということなんだって、今さらのように気づいた。おんなじじゃんって。
インナーマザーやDV、いじめ、性犯罪などの社会問題は依然としてあるけれど、このブラックボックスにこだわっていると、大切な言葉を忘れてしまう。
「どうしたの?嫌ならは話さなくていいから、大丈夫だよ」
「守ってあげたかった、守りたいよ」
「ずっと側にいるよ、安心して」
「苦しかったり、悲しかったら泣いてもいいんだよ」
「あなたが悪いんじゃない、あなたのせいでもない、自分を責めないで」
こうして書いていると、何か歌の歌詞のようだけど、こういう言葉なんだと。ああ、僕が言いたかったのは、こういうことなんだ。受け入れるってよく言うけど、守りたいっていう気持ちなんだと、気づいた今日でした。
子どもにも、友人にも、時には親にも、そして、自然に対しても。
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[ 2012/02/11 02:24 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)